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「微惑星説」による惑星形成
月本体の形成は、太陽系の惑星形成と同じであると考えていいので、ここで現代天文学の主流になっている「微惑星説」を紹介する。
これは旧ソ連科学アカデミーのサフロノフが1969年に提唱したもので、以後30年はコンピュータ・シュミレーションが試みられた以外は何の進展がなく、ゆきづまっているようである。
▼サフロノフのアイディアにもとづく惑星形成モデル
@最初に太陽が形成される。
Aガスとチルが赤道面に沈降して円盤が薄くなり、ガスより重いチリがさらに集積して薄いシートを作る。
B〜Cシートの重力が不安定になって分裂し、それらが寄り集まって微惑星を形成する。
D〜E微惑星が衝突して結合をくり返し、軌道が乱れて円盤がふくらむ。
F〜Gさらに衝突をくり返して微惑星が惑星に成長するとともに、平坦な軌道に戻る。
(資料/Lervin)
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