水星の表面には「リンクルリッジ」とよばれる数キロの高低差のある断崖地形がいくつかみつかっている。長いものでは500キロにおよぶものまであり、これは水星だけしか発見されていない特徴である。 |
現在の理論では、水星の形成後しばらくして水星が冷えて収縮したときにできたものと考えられているが、内部に巨大な液体コアの存在と矛盾してしまうようである。
なぜ、<しわ>のような地形ができたのか。それは上図のように水星内部にある固体水素の核が蒸発して、空洞化がすすんだときにまだ固まっていない岩石の表面が収縮してできたものである。 |