未知なる金星  
探査機「あかつき」来年に打ち上げ


 宇宙航空研究開発機構は27日、鹿児島県の種子島宇宙センターから来年、H2Aロケットで打ち上げる金星探査機「あかつき」を報道陣に初公開した。

 同機構相模原キャンパスのクリーンルームに置かれた「あかつき」は高さ210センチ、幅145センチ、奥行き105センチの直方体。観測機器やアンテナ、姿勢制御装置などの取り付けはほぼ終わり、1月には宇宙の熱環境に耐えられるかどうか、真空中で試験をする予定だ。

 金星は地球とよく似た大きさ。しかしこれまでの観測で、自転周期が243日なのに、大気は4日で全球を一周する「超回転(スーパーローテーション)」という謎の現象が見つかっている。 



宇宙航空研究開発機構が報道陣に公開した金星探査機「あかつき」
=27日午後、神奈川県相模原市

<平成21年11月28日付、北國新聞>

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