太陽系に似た惑星系発見  
国際共同観測で


 名古屋大と甲南大(神戸市)の研究チームは14日、太陽と木星、土星を縮小したような形の太陽系によく似た新たな惑星系を、両大などが参加する11ヵ国の国際共同観測ネットワークが発見したと発表した。成果は15日付の米科学誌サイエンスに掲載された。

 名古屋大の伊藤好孝教授(宇宙物理学)によると今回の観測は、惑星の重力がレンズの役割を果たし、光が屈折して集まる現象を目印にして探索。共同観測チームは各国の望遠鏡計11台を使って数千万個の星を数年間モニターし続け、2006年4月、惑星によるレンズ効果をとらえた。 



新たに発見された惑星系のイメージ図

<平成20年2月15日付、北國新聞>

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