月の起源と進化に迫る
宇宙機構が衛星公開


 宇宙航空研究開発機構は13日、来年夏にH2Aロケットで打ち上げる月周回衛星「セレーネ」を同機構筑波宇宙センターで公開した。
 セレーネは月周回軌道を主衛星1基と2つの子衛星に分かれて回り、連携を取りながら月の重力を計測。その内部構造を解明し、月のできた起源やその進化に迫る成果が期待されている。
 また、月全体の詳細な地形図・地質図の作成も目標。ハイビジョンカメラも搭載し、月の地平線から昇ってくる地球の映像も公開する予定だ。  



報道陣に公開された月周回衛星「セレーネ」
=13日午後、茨城県つくば市の筑波宇宙センター

<平成18年10月14日付、北国新聞>

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