太陽系惑星、結局1個減、8個に
冥王星を除外、-12個案に異論強く-
国際天文連合が修正案


 国際天文学連合(IAU)は23日までに、太陽系惑星の数を12個に増やすとした原案を修正、従来の惑星から冥王星を除いて8個に減らす案をほぼまとめた。修正案通りに可決される可能性が高いという。
 冥王星が除外されるのは、周辺の天体に比べ特に大きくないため。可決されれば、冥王星が惑星でなくなることから、多方面に影響が及びそうだ。
 プラハで開催中の総会で24日午後日本時間24日深夜-25日未明)、出席者の投票で採決する。修正案は、惑星の定義を「十分な質量があってほとんど球形で、恒星の周りを回る、恒星や衛星以外の天体」とする原案に「その領域(軌道)で特に大きいもの」との条件を追加した。
 この結果、条件から外れる冥王星などの比較的小さな天体は、惑星とは別の「矮(わい)惑星」に分類。冥王星のほか、火星と木星の間で見つかった「セレス」、冥王皇より遠い「2003UB313」などが含まれるが、原案で冥王星の衛星から矮惑星に格上げされた「カロン」について異論が強かったため、どれを矮惑星とするかは明示しない。



「今になって外すのは変」 穴水の天文関係者
 冥王星の存在を数学的に予知した米国の天文学者パーシバル・ローエル(1855-1916年)の顕彰活動を続けている穴水町では、ローエルのファンたちがやきもきしながら、IAUの動きを見守っている。
 冥王星の英語名「プルート」は、ローエルの名前の頭文字「P・L」を冠している。「冥王星を発見したのは、ローエルの弟子のクライド・W・トンボ。ローエルの誕生日に発表されたほどローエルの功績は大きかった。いまさら冥王星を惑星から外すのは、おかしい」と坂下璣日本ローエル協会副会長(83)=穴水町川島=は話した。

<平成18年8月24日付、北国新聞>

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