タイタンしっとり
探査機で霧雨確認 独ケルン大グループ

 地球によく似た地形や気象現象があるとされる土星の衛星タイタンに、弱い霧雨が降っていることを、ドイツ・ケルン大の戸叶哲也研究員(地球物理学)らのグループが突き止め、27日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 同グループは、欧州宇宙機関(ESA)が昨年1月、タイタンに着陸させた小型探査機ホイヘンスによる観測で得られた大気中のメタン濃度や気温、気圧などを分析。その結果、目に見えないほどの薄い雲が二層構造で存在し、下層の雲から弱い霧雨が降っていることが分かった。



タイタンに着陸する小型探査機ホイヘンスの想像図
(NASA/ESA提供)

<平成18年7月28日付、北国新聞>

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