南極包む緑の光彩
衛星がオーロラ撮影

 【ワシントン17日共同】米航空宇宙局(NASA)は16日、南極大陸を取り巻くように緑色に輝くオーロラを宇宙から鮮明にとらえた画像を公開した。
 今月7日以降、断続的に起きた太陽表面での大規模な爆発(フレア)の影響とみられる。地球の磁気圏を観測するNASAの衛星が11日に撮影した。
 爆発で太陽から放出される電気を帯びた粒子が、地球の磁気圏と相互作用を起こしてオーロラが発生する。
 NASAによると、7日に発生したフレアは観測史上5番目の大きさで、短波通信などに一時、障害が出た。フレアは9月下旬まで続き、地上の通信や人工衛星に影響する恐れがあるという。



NASAの衛星がとらえた、南極大陸を取り巻くように輝くオーロラ
(NASA提供・共同)

<平成17年9月18日付、北国新聞>

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