巨大核持つ新種?惑星
日米研究グループ発見

 国立天文台や神戸大、州立サンフランシスコ大など日米研究グループは1日、従来理論で考えられないほど巨大な質量の核(コア)を持つ太陽系外の惑星を発見したと発表した。
 この惑星は、ヘラクレス座の中にあり、地球からの距離は約260光年。太陽の約1.3倍の質量を持つ恒星の周りを2・87日の周期で回っている。直径は地球の約8倍で、星全体の質量は約115倍。コア部分の質量は地球の約70倍もあり、太陽系の惑星で最大のコア質量を持つ土星のコアと比べても4−5倍あるという。
 グループの井田茂東京エ業大助教授(惑星物理学)は「惑星のコアの質量は地球の30倍が限界と考えられていたので、従来理論で説明できない新種の惑星と言ってよいのではないか」と話している。


超巨大な質量の核を持つ惑星の想像図
(グレッグ・レフリン、ジェームス・チョウ氏作製)

<平成17年7月1日付、北国新聞>

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