太陽系外の惑星を初撮影
チリの望遠鏡

【ワシントン2日共同】太陽系の外にある惑星の姿を撮影することに初めて成功したと、ドイツ・イエナ大などのチームが2日までに発表した。南米チリにある欧州南天天文台の超大型望遠鏡VLTの近赤外線カメラを使った。
 この惑星は、おおかみ座にあるGQ星と呼ばれる恒星の周りを約1200年かけて回っている。地球からの距離は、約460光年。木星1−2個分の質量とみられる。イエナ大のラルフ・ノイホイザー教授は「光の波長を分析し、質量を割り出した。質量からみて、惑星である可能性が極めて高い」と話している。
 

 
初めて撮影された太陽系外の惑星(bで示されている)。
中心の恒星は、おおかみ座GQ星(A)。
南米チリの超大型望遠鏡VLTで撮影した(イエナ大提供・共同)
 
<平成17年4月3日付、北国新聞>
 
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