冬の夜空に美しい緑の尾
金沢の中村さん リニアすい星撮影
 
 5月中旬に地球に最も接近するLNEAR(リニア)すい星を、金沢市東力1丁目の会社員中村繁夫さん(45)がカメラでとらえた。
 このすい星は、1昨年に米国の研究所と米空軍が共同で発見した。中村さんは同市普正寺町の海岸で、17日午後8時49分から同9時27分の間、すい星を赤道儀で追尾し、口径200ミリ反射望遠鏡を使ってキヤノンEOS10D(ASA800)で5分露出撮影した。パソコンで画像5枚を重ねた。すい星は天頂から西の方角へ緑色の尾を引いて流れていったという。
 すい星は4月28日に太陽に最接近し、地球には5月19日に金星と同じ距離まで近づく。県内で最もよく見えるのは5月27日ごろとみられる。中村さんは「月明かりのない絶好の撮影条件だった」
と話した。
  
 
緑色に輝いて西へ流れるLNEARすい星=17日夜、中村繁夫さん(金沢市)撮影
 
(平成16年1月22日付、北国新聞)
  
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