太古の火星に川
米探査機が三角州発見

  10億年以上前の火星に川が流れていたことを示す三角州地形を火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーの観測で発見したと、米航空宇宙局(NASA)が14日、発表した。太古の火星には、川のほか湖もあったことをうかがわせる地形という。
 NASA火星探査計画主任科学者のジム・ガービン博士は「火星表面に長い期間、水が存在していたことを示す決定的な証拠」としている。
 三角州地形は火星の南半球にある直径約64キロのクレーター内部にあった。長さ約13キロ、幅約11キロの扇形に堆積した地形の上に水の流れでできたとみられる曲がりくねった跡が多数残っていた。
 現在の火星は低温で気圧が低いため、水は凍るか蒸発してしまい、液体では存在できない。太古の火星は、気候も穏やかだったらしい。
    

  
米火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーが発見した火星の三角州地形
(NASA提供)
    
<平成15年11月15日付、北国新聞>
    
HOME太陽系ニュース目次
  inserted by FC2 system