四次元プラネタリウム
国立天文台 宇宙の進化再現

 国立天文台(東京都三鷹市)は、宇宙の進化や構造を立体映像を刻々と映し出す新しいタイプのプラネタリウム「四次元デジタル宇宙実験シアター」を開発、13日に初公開した。
 立体視できるプラネタリウムは世界初。実験シアターは縦1.8メートル、横5.4メートルの三面鏡型のスクリーンに映し出された映像を偏光メガネで鑑賞する。
 宇宙空間に浮かぶ地球から太陽系、銀河系を経て、宇宙の果てまで一気にズームアウトしたり、天体が原始地球に衝突して、飛び散った岩石が地球を回りながら一部が月になる様子を目の当たりにできる。
 問い合わせは電話0422(34)3688の同天文台広報普及室まで。
  

  
国立天文台が開発したプラネタリウムで制作した、月ができる際の立体映像。巨大天体の衝突により飛び散った岩石が、地球の周囲を回りながら固まって月(中央下)ができる様子を描いている(国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト提供)
  
<平成15年6月14日付、北国新聞>
  
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