クレーターくっきり  木星の衛星カリスト
 
   【ワシントン22日共同】米航空宇宙局(NASA)は22日、無人探査機ガリレオが撮影した木星の衛星の一つ、カリストの詳細な画像を公開した。
 カリストの褐色の表面には、多くのクレーターがある。クレーターには、侵食された地形とみられる部分と、氷が主成分とみられる明るく輝く部分があった。氷は、いん石などがぶつかってクレーターができた時に、飛び散ったものとみられるという。
 表面を詳しく見ると、多数のこぶのような地形に覆われた場所があることも分かった。こぶの高さは80〜100メートル。こぶに覆われてギザギザになった地形も、氷が主成分らしい。
 
 
   
ガリレオが撮影した木星の衛星カリスト表面の拡大画像。こぶのようなものが多数形成されている(上)。侵食が進むと下のような地形になるらしい
(NASA提供・共同)
  
探査機ガリレオが撮影した木星の衛星カリスト。たくさんのクレーターが見える
(NASA提供・共同)
 
 
<平成13年8月23日付、北国新聞>
  
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