宇宙研究へ新鋭機次々
   
25日の打ち上げへ公開
 宇宙開発事業団は9日未明、鹿児島県・種子島宇宙センターで、25日に打ち上げる予定の次期主力ロケットH2Aの1号機を、報道陣に公開した。
 8日に組立棟から発射場に移動した同機は、夜を徹した準備作業のためライトで照らし出されていた。先端部が取り付けられていないため、高さは約40メートルで、両わきには高さ約15メートルの固体ロケットがついている。
 軽量化とコストダウンのためカラーリングはされておらず、機体は断熱材のオレンジ色のまま。1段目には黒で「NIPPON」と描かれていた。
  
宇宙開発事業団「H2A」
   
発射場で準備作業のライトに照らされるH2Aの1号機
=9日未明、鹿児島県・種子島宇宙センター

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太陽の飛来粒子捕獲へ
【ワシントン8日共同】米航空宇宙局(NASA)は米東部時間8日午後0時15分(日本時間9日午前1時15分)、太陽から超高速で飛んでくる粒子を捕獲し、陽子や電子などが高速で吹き付ける「太陽風」を探る観測衛星「ジェネシス」を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。
 ジェネシスは重さ約640キロ。地球から約150万キロ離れた場所周辺を2年半ほど飛び続け、皿のような装置を使って、粒子などさまざま試料を捕獲し、2004年9月に、地球に持ち帰る。
   

NASA「ジェネシス」
   
太陽観測衛星「ジェネシス」。右側の皿のような装置で粒子を捕獲する
(NASA提供・共同)
<平成13年8月9日付、北国新聞>
   
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