金星の火山など画像化 米電波天文台、高精度の解析成功
  
【ワシントン11日共同】米国立電波天文台は11日、米バージニア州とプエルトリコにある世界最大級の2つの電波望遠鏡を使って同時に観測し、解像度を高めた金星の画像を公表した。厚い雲に覆われ、観測が難しい金星表面の火山の様子などが高精度で画像化されている。
 観測では、バージニア州に昨年完成した直径100メートルのグリーンバンク望遠鏡と、プエルトリコにある世界最大のアレシボ電波望遠鏡(直径350メートル)の2つで、同時にデータを取得した。
 違った場所でほぼ同時に受信したデータを比較すると、1つの望遠鏡を使うよりも解像度の高い解析ができ、エベレストよりも高い火山などがある金星の表面を、長さ1キロのものまでが見分けられる精度で画像化することができた。研究グループによると、金星の表面の精密な観測は10年前に米航空宇宙局(NASA)の探査機マゼランの観測以来なく、今回は、マゼランのデータを上回る精度の画像が得られた場所もあるという。
  
  
2台の大型電波望遠鏡を使って画像化した金星の表面
(米国立電波天文台提供・共同)
  
<平成13年5月12日付、北国新聞>
   
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