三日月のような地球 米火星探査機最初の画像
   
【ワシントン23日共同】宇宙空間にぽっかりと浮かんで見えるのは、三日月ではなく、地球の姿。今月7日に打ち上げられた火星探査機「マーズ・オデッセイ」が撮影した最初の画像を23日、米航空宇宙局(NASA)が公表した。オデッセイの高感度カメラが、約356万キロのかなたから、19日に撮影した。
 オデッセイは地球が放射する熱を解析する赤外線カメラで、高感度カメラでの撮影と同時刻の地球も撮影。最も地表の温度が低い南極は零下50度、最も温度が高いのはオーストラリアの9度との結果が得られた。
    
    
「マーズ・オデッセイ」が撮影した地球。左が可視光、右が赤外線カメラの画像。
赤外線画像は、青い部分ほど温度が低く、赤い部分は温度が高い
(NASA提供・共同)

<平成13年4月24日付、北国新聞>

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