太陽黒点過去10年で最大
   
【ワシントン30日共同】米航空宇宙局(NASA)は30日、太陽の表面に過去10年間で最大の黒点が出現した、と発表した。
 AR9393と名付けられたこの黒点の面積は、地球の表面積の13倍。黒点を中心に、太陽表面の爆発活動であるフレアが連日のように発生している。
 爆発で吹き飛ばされた太陽表面の荷電粒子の雲が高速で地球に衝突するため、30日から31日にかけ大規模な磁気あらしが起こる恐れもある、という。
 また、大規模なオーロラが発生し緯度が低い地方からも観測できる可能性がある。黒点は表面の中でも特に磁気が強く、強力な磁気が熱を妨げるため周囲より黒くなるとされる。
    
  
米国、欧州宇宙機関共同の太陽探査機SOHOが撮影した
過去10年で最大の太陽黒点(太陽表面の右上の部分)
(NASA提供・共同)
   
<平成13年3月31日付、北国新聞>
  
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