木星の月に海? NASA探査機観測
    
【ワシントン17日共同】米航空宇宙局(NASA)は16日、木星の最大の月「ガニメデ」の表面を覆う氷の下に塩水の海が存在する可能性が高いと発表した。無人探査機ガリレオの観測で分かった。
 海が存在する可能性が見つかった木星の月はエウロパ、カリストに次ぎ三つ目。いずれも太陽から遠いため表面は氷で覆われているが、将来の地球外生命探査の候補地として注目されそうだ。NASAによるとガニメデの海は、厚さ150〜200キロの分厚い氷の層の下にあり、海水の層の厚さは数千メートルあるらしい。
    
   
米無人探査機ガリレオが撮影した木星の月「ガニメデ」。
表面を覆っている氷の下に海があるらしい。
(NASA提供・共同)
  
<平成12年12月18日付、北国新聞より>

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