火星に湖あった? 米探査機 たい積地形多数発見

【ワシントン4日共同】米航空宇宙局(NASA)の探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーを使った上空からの写真撮影で4日までに、土砂がたい積してできたとみられる地形が、火星に多数見つかった。
 写真を分析した科学者らは、火星にはかつて湖が多数存在し、湖の底に土砂が沈降して、たい積地形になったと推測。「当時、火星に微生物がいたら、たい積物の中に化石となって残っている可能性がある」と指摘している。
 現在は乾いた砂に覆われている火星に、数10億年前には液体の水が豊富に存在していたとする仮説を支持する証拠として注目される。
 

  
米探査機マーズ・ブローバル・サーベイヤーが撮影した、火星のたい積地形を示す
しま模様の地層。たて2.9キロ、横1.5キロの範囲をうつし出している
(NASA提供・共同)
  
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