「惑星直列」の画像公開、NASA
太陽探査機が撮影、17日夜に集中

 【ワシントン5日共同】米航空宇宙局(NASA)は5日、「惑星直列」の様子を太陽探査機SOHOでとらえた画像をインターネットで公開した。
 惑星直列は、水星、金星、地球、火星、木星、土星がほぼ一列に並ぶ現象。地上から見ると、地球以外の惑星が狭い範囲に集中する。ただ、今回は地球以外の惑星は太陽を挟んで反対側に並ぶため、太陽の光に邪魔されて、肉眼では観測できない。
SOHOは太陽の光を覆い隠す方法で惑星を撮影した。日本時間6日朝とらえた画像では、太陽の近くに水星、木星、土星の3つが見える。
 惑星の配置が最も直線に近づくのは日本時間17日夜。地球からみて約20度の範囲に5つの惑星が集中する。SOHOの画像はリアルタイムで公開されるが、視野が15度と狭く、4つの惑星しか見えないという。
画像が公開されているのは、http://sohowww.nascom.nasa.gov/hotshots/

 

太陽探査機SOHOが撮影した惑星直列の様子。5惑星のうち、水星と木星、土星が写っている。
中央の円形は強すぎる太陽の光を遮るための覆いで、内側の白い円が太陽の大きさを示す
(NASA提供=共同) NASAの画像

平成12年5月7日付、北国新聞>

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